ブリッジワークスの新しい動きをご紹介
ブログ
2025.07.03
「何を発信するか」ではなく、「どう届け、どう信じてもらうか」。
情報があふれる今、企業の発信が“届かない”問題は、BtoCでもBtoBでも深刻化しています。SNSやメール、ニュース、Webメディアに埋もれて、どんなに手間をかけたコンテンツも、スルーされることが日常茶飯事です。
この状況に対処するヒントは、私たちがたどってきた情報環境の変遷にあります。
私たちの情報との関係は、以下のような段階を経て変わってきました。
テレビ・新聞・書籍など、マスメディアによる発信を「受け取るだけ」の時代。
インターネットの登場により、検索エンジンやSNSを通じて「自分で探す」ことが可能に。
情報が溢れ始め、すべてを追うのが困難に。短文化・要約・通知オフなど、情報との距離を意識的に取る動きが顕在化。
情報を「自分で集める」ことに限界を感じ、誰かが選び・要約し・整えてくれる発信に回帰。キュレーター、専門家、信頼できる企業への関心が高まる。
この“④”のフェーズこそ、企業が本気で向き合うべき現在地です。
情報は単なる“量”ではなく、「なぜ今この情報が、相手にとって必要なのか」という文脈づけ・編集の視点が必要。
事例紹介なら「この選択はなぜ功を奏したのか」まで言語化を。商品紹介なら「どんな課題に応えるのか」まで踏み込む。
“届けたいこと”ではなく、“相手が受け取りやすい形”に変換することが発信の本質。
スクロールひとつで次に行ける時代。長文の中に答えが埋もれていると、それだけで離脱されます。
短く、明快で、それでいてごまかさない。コンパクトでありながら信頼できる言葉を選ぶことが、技術として求められています。
「言いたいこと全部」より、「相手のために絞ったこと」が響く。
ChatGPTなど生成AIが一般化する中で、“人の実感”が宿るコンテンツはむしろ価値を増しています。
企業アカウントでも、担当者の声や悩み、背景をにじませることで、共感や親近感が生まれます。
「企業」ではなく「人」が語っていることが信頼につながる。
一度バズれば信頼されるわけではありません。コンテンツを通じて、「この企業の発信は信じられる」という記憶を重ねることが大切。
定期的な発信、トーンや価値観の一貫性が、企業自身を「信頼されるメディア」に育てていきます。
続けていることが、いちばんのメッセージ。
現代の消費者は、情報の量では動きません。意味を見出せる情報、信頼できる情報源にだけ時間と注意を使います。
だからこそ企業には、
顧客の目線で情報を選び抜く「編集力」
文脈を読み解き、再構成する「解釈力」
人間らしさをにじませる「語り方」
が求められています。
情報の“送り手”から、“再編集の担い手”へ。
これが、顧客の心に届く企業発信の、新しい姿です。
□ 情報をとにかく“全部詰め込んで”いないか?
□ 誰のための発信か、伝える相手が明確か?
□ 「今、これを伝える理由」が説明できるか?
□ 書き手の顔や考えが感じられるか?
□ 続ける仕組みやフォーマットが整っているか?
ひとつでも「いいえ」があれば、次の発信から意識を変えてみてください。