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情報発信の成否は「ターゲット設計」で決まる――誰に届けるかを見極める力

 2025.06.09

企業が情報発信を行う際に、最も重要な要素のひとつが「誰に向けて発信するか」、つまりターゲットの設定です。

いまの時代、顧客のニーズや嗜好はますます細分化・高度化しています。

それは、モノづくりの世界が大量生産から多品種少量生産へと変化したのと同じです。情報発信の世界でも、「広く・薄く」届けようとしても、ほとんどの場合、誰の心にも響かない、ぼやけたメッセージになってしまいます。

それでも「間口を広げたい」という圧力

しかしながら、媒体制作を任せていただいているなか、「もっと多くの人に届けたい」「特定の層だけでなく、幅広く」という意見が、プロジェクトが進むにつれて出てくることがあります。

クライアント企業の内部での話し合いの結果、ターゲットの設定が大きく膨らみ、コンテンツの方向性が根本からぶれてしまう。これは私たち、編集プロダクションとしても、非常に悩ましい瞬間です。

だからこそ、最初の設計段階で、ターゲットを明確に定めることの重要性を、私たちはいつもお伝えしています。

あえて「広くとる」戦略もある

とはいえ、プロジェクトの初期段階で明確なターゲットが見えていない場合は、あえてターゲットを広めに設定することもあります。

この場合、目的はテストマーケティングです。広く発信しながら、短いスパンで効果測定を繰り返し、

  • どの層にリーチしているか?

  • どのコンテンツが刺さっているか?

  • どこにニーズの核があるのか?

を探っていきます。そして手応えのあった領域に対して、次のフェーズで深く掘り下げていく。

つまり、ターゲットを最初から固定せず、段階的に絞っていく戦略です。

ターゲットを“言語化”できるかどうかが鍵

どちらのアプローチを選ぶにせよ、重要なのは、ターゲットについての考え方を、クライアント企業と私たちの間で、言語化して共有できているかどうかです。

  • どんな取材先候補でいくか

  • 構成・切り口をどうするか

  • 映像と文字、その長短の加減

などはターゲットの設定次第で、いかようにも変わってきます。

私たちは、こうした設計段階から関わり、目的に応じたターゲット設計やその調整をサポートしています。情報発信における「誰に届けるか」の悩みも、ぜひ気軽にご相談ください。

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